ぶららvol.88 P10「平岡樹芸センター」誤記に関するお詫び
- 投稿日
- 2011年10月27日
- カテゴリ
- 新着情報
10月1日発行の「ぶらら88号」で、「平岡樹芸センター」「平岡公園」に関する記述に誤りと混同がありました。
正しくは以下の通りです。ご迷惑をおかけいたしました関係者の皆さま、読者の皆さまに深くお詫び申し上げます。
【平岡樹芸センター】※11月7日より冬季閉園
札幌市清田区平岡4条3丁目
電話:011-883-2891
http://www.sapporo-park.or.jp/jyugei/
【平岡公園】
札幌市清田区平岡公園
電話:011-881-7924(公園管理事務所)
http://www.sapporo-park.or.jp/hiraoka/
平岡樹芸センターとは北海道に合う樹木を育てていた個人の養樹園を札幌市に寄付して開園した公園。園内には日本庭園と洋風庭園があり、イチイの木が多く植えられているほか、春には桜、秋に真っ赤なモミジのトンネルが出現する紅葉の名所となっています。
今回この誤記のご指摘は、かつてこの養樹園を設立し市に寄付された故・竹澤三次郎さんのご子息ご夫妻からいただきました。竹澤さんは現在、平岡樹芸センター内で売店を営むとともに、センターのお隣で花店を営んでいらっしゃいます。この誤記のせいで道に迷われた本州からの観光客さんをセンターに案内してくださったとのことで、ご迷惑をおかけしてしまったにも関わらず、センターのことを親切にいろいろと教えていただきました。
竹澤さんによれば、昭和の中ごろ、本州から北海道へとトラックで木を売りに来る業者がたくさんいたけれど、それを植えて枯らしてしまう人が多かったとのこと。養樹園を経営していた父・三次郎さんがその様子を見て心を痛め「北海道の気候風土に合うのはこういう木」と、市民の皆さんに伝えようと、昭和54年に養樹園の土地と樹木を札幌市に寄付なさったのがこの平岡樹芸センターの始まりなのだそうです。センター内には、イチイやモミジ、ハイビャクシンが茂り京都・無鄰菴(山県有朋別邸)をモデルにした日本庭園、ヨーロッパ風の藤棚なども備えた洋風庭園があり、車椅子の方でも散策を楽しめる通路も整備されています。これらは三次郎さんが育てた約8800本の樹木をベースにしたもので、現在では約1万本もの樹木が訪れた人の心を癒やす憩いの場所となっています。
なお、三次郎さんにちなんで「環境サポーターズ『三次郎の会』」が結成され、現在は除草などの作業やコンサートなどの企画実施、庭園ガイドなどのボランティア活動を行っているということです。(三次郎の会について/http://www.sapporo-park.or.jp/flowers/?p=1914)
「センターでは今、紅葉が盛りを迎えモミジのトンネルも見事な赤に染まっていますよ」と、竹澤さんは教えてくれました。ご迷惑をおかけしてしまった多くの方々、申し訳ありませんでした。どうかこちらの情報をご参考に、雪が降る前の束の間、美しい紅葉に会いにお出かけくださいますように…。
竹澤さんよりお送りいただいた平岡樹芸センターの秋の紅葉風景
昨年、花壇で花を植えたボランティア活動の様子。こちらのお写真も竹澤さんよりご提供いただきました
<<一覧へ戻る